その青い色から当初はサファイアと間違えられたタンザナイト。
本来はブルーゾイサイトという名称なのですが、ティファニーが大々的にキャンペーンとして売り出した時の名前がタンザナイト。
アフリカのタンザニアで採掘されたその石は、タンザニアの夕暮れの空の色と喩えられタンザナイトと名付けられたのです。
ブルーゾイサイトよりタンザナイトの方が有名ですし、名前の由来もオシャレです。

現在では100％に近い比率で加熱処理されており、非加熱のタンザナイトを探すのは困難になりました。元々タンザニア以外で産出される事が無い為に非常に少なく、世界的に人気の為に日本での価格が少しずつ上がってきています。

タンザナイトは傷の付きやすい石で衝撃に弱いところがあります。
超音波洗浄機などに入れるのは絶対にダメ。石自体が弱いので保管などは慎重にしないといけません。

タンザナイトは多色性という特徴を持っている為、見る角度によって色合いが違います。この特徴の為にブルーサファイアとの鑑別が容易になっています。